Microsoftのパソコンでは、本体一台一台を管理するためにライセンス認証というものが行われています。ライセンス認証はそのパソコンの最初の買い手の方のための認証であるため、中古品の場合には認証を取り直す必要があるのです。一体どのような手順で新たな認証を得るのでしょうか。
ライセンス認証の目的は?
ライセンス認証は、パソコン本体とは別にWindowsの使用権を認めるための証明になります。
Windowsはパソコンを機能させるためのオペレーティングシステムなので、パソコンメーカーの多くはWindowsから使用権を買っているのです。
そのため、家電量販店等からパソコンを買った場合はあらかじめWindowsOSの使用が許可されている状態になっており、改めてライセンス認証を行う必要はありません。
どのような場合に必要なのかと言うと、自作でパソコンをこしらえた場合や以前別の人が使っていたパソコンを中古買取業者を仲介して購入した場合などです。
このような際には、Windowsを使用するためのOSソフトも入っていませんし、そのためのライセンス認証もできていないため、使用前に認証を行う必要があります。
ライセンス認証の取り方
ライセンス認証の取り方は、WindowsOSの別売りを買った場合は取扱説明書を読んでいただければ分かると思いますが、基本的なやり方としては本体に与えられるプロダクトナンバーという端末識別番号をWindowsに登録する形になります。
中古買取業者を介してパソコンを購入した場合、もとのプロダクトナンバーの上に新しいシールが貼ってあって、二つ目のプロダクトナンバーが与えられます。
これは中古買取業者が、次にこの端末を使用する人のために新たにライセンス認証の番号を取得したもので、これにより同じ端末で別の人が全く新しいパソコンとして使えるようになるのです。
この作業を行わないとWindowsに正しいユーザーだと認められず、パソコン画面上にコピー品であると表示されてしまいます。
一つ一つのパソコンを管理し、ユーザーが安全に使えるようにするために、ライセンス認証が行われているのですね。
まとめ
ライセンス認証はパソコンを使うために必ず行わなければならない儀式です。
普通に家電量販店から新品のものを買う場合には意識する必要のないことでも、中古品の場合には事前に登録しておかないと正常に使うことができませんので、覚えておきましょう。