みなさんは、不用品を買取に出すとき、何を決め手に業者を決定しますか？
多くの場合、買取価格を重視しているという方が多いのではないでしょうか。
そんなみなさんにとって、自分が買い取ってほしい不用品の買取相場はとても気になるものですよね。
そこで今回は買取相場についてお話ししたいと思います。
○不用品の買取相場は、リサイクルショップ販売価格の約20%
不用品の買取価格は、リサイクルショップによって異なります。
また、商品の種類によっても、高値が付くものもあれば、はした金にしかならないものもあります。
ただ、リサイクルショップというもののビジネスモデルから考えて、買取価格は実際にリサイクルショップの店舗で売られている価格の概ね20%前後だと考えられます。
なぜなら、最低でも7割程度の利益を出さないと黒字にするのが難しいからです。
そのため、例えばある商品が5万円で販売されていた場合、その商品と全く同じものなら1万円程度になるというのがひとつの目安です。
ただ、実際の買取価格は商品の状態に左右されるので、20%が必ず保証されるわけではありません。
また、商品の種類によっても買取価格が変化します。
そこで、電化製品・家具・貴金属を例に買取相場をより詳しくみていきましょう。
◆電化製品
ここでは、電化製品の一例として冷蔵庫を取り上げます。
冷蔵庫を始めとする電化製品の買取価格の相場は、製造されてからどれくらいの時間が経っているか、つまり型落ちの長さが価格に関係しています。
具体的には、1年落ちの冷蔵庫（型落ちしてから1年のもの）と4年落ちの冷蔵庫を比べると、その買取価格は1/3から1/4までに減少します。
10年を超えると、買取ってもらうこと自体が難しくなるので気を付けてください。
◆家具
家具の買取を行う場合、使用年数や状態、流行、ブランド品の是非が買取価格に大きく作用します。
家具一つ一つの価格帯が全く異なるため、具体的な値段を出すことは困難ですが、ブランド家具かどうかで、おおよその買取相場を出すことが可能です。
例えば、ノーブランドの家具の買取価格が購入金額の0~20%である一方、ブランド家具の査定額は購入金額の0~40%と言われています。
ブランドの是非が買取価格に大きな差を生じさせる理由としては、大型量販店で新品の家具が安く売られていることと、ブランド家具はもともとの値段が高額なため、中古品でも購入を希望する人が多いことが挙げられます。
◆貴金属
貴金属を使用したジュエリーを売りたいという方も多いですよね、貴金属の買取相場は変動することが多くあります。
例えば、金の相場は毎日変わるため、日ごろから金の価格変動を追っておくのが望ましいでしょう。
このように、一言に不用品の相場といってもその価格は様々です。
多くの不用品の買取値段はその不用品の使用年数や状態によって決まるため、相場もそれによって決められることが多いです。
しかし、金のように毎日毎時間価格が変動していたり、家具のように使用年数よりもブランドの是非が相場を決定していたりする場合もあります。
みなさんも、処分したい不用品の相場を決めているものが何であるかをぜひ考えてみてくださいね。
